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自律神経失調症の治し方・改善法とは〜漢方薬とサプリメントで対策〜

この記事は4分で読めます

今回は自律神経失調症の対策の第3弾として、漢方薬とサプリメントを取り上げました。

自律神経に効果のある代表的な薬や詳細などはわかっていただけたと思いますので、薬よりもリスクが少なく手軽に始められる漢方薬とサプリメントの知識もこちらで蓄え、お役立てください。
なお、前回の記事(自律神経失調症の薬)はこちらをご確認ください。
自律神経失調症の薬による治療〜処方されるデパス錠の効果・副作用〜
それでは、専門用語や女性特有の言葉もありますが、効果別に分けていますので、ご自分の症状と照らし合わせて見てください。

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漢方薬

まずは漢方薬について見ていきますが、漢方は体へのリスクも少なく私個人的にもオススメできます。
自律神経失調症に効く漢方薬に入る前に、漢方医学についての考え方について触れておきます。
漢方の基本的な概念として、陰・陽・虚・実・寒・熱・気・血・水(津液)・五臓(肝・心・脾・肺・腎)などがあります。そして、どれに属するのかを『証』という言葉で決められ、例えば虚証(元気がない)や実証(元気がある)などで今現在の体に抵抗力があるのかないのかを判断します。処方する際には気・血・水(津液)で考えられるわけですが、今回の自律神経失調症に該当する症状は、気血(つまり生気と血液)の部分の治療が必要ということになります。また、見た目で判断される虚証と実証がありますが、今回は見た目でも弱く見られる虚証の方向きに見ていきます。
※論より証拠!小難しい説明よりも症状に合ったものを見つけてください!
(五十音順)

加味帰脾湯(かみきひとう)

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眠りが浅かったり貧血気味の人や心身ともに疲れやすい、また食欲不振や緊張感が過剰な場合に用いれば良いとされています。

加味逍遙散(かみしょうようさん)

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血流を正常化させるので、女性の生理不順を整えたり、頭痛・冷え性・肩こり・不眠・便秘などを改善、ホルモンバランスも整えます。

香蘇散(こうそさん)

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内向的でストレスを溜めやすく神経質になりやすい人や、発疹や腫れや痛みなどを取り除き、よく風邪の初期に処方されます。

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

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興奮状態にある気分を落ち着かせて、胸の息苦しさや動悸の他に、高血圧や動脈硬化などが気になる方に向いています。

柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)

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体力的に弱めで精神的にも繊細な方で情緒不安定・不眠などの他に、微熱や頭痛が続く、また更年期障害も予防できます。

柴朴湯(さいぼくとう)

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主に気管支などに効果的で、喘息や気管支炎と同時にタンや咳を抑え、不安症や嚥下困難・めまい・吐き気などに適しています。

大承気湯(だいじょうきとう)

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便秘や腹部膨満感
、イライラや下痢・食欲不振の他に、高血圧、不安症や興奮状態などの起伏を沈めてくれます。

釣藤散(ちょうとうさん)

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高血圧に伴う動脈硬化や慢性的な頭痛、その他耳鳴りや肩こりや不眠などに効果があり、冷え性でない人に向いています。

女神散(にょしんさん)

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めまいやのぼせ、頭痛や便秘・腰痛の慢性的な症状の他に、更年期障害や不安症などを解消して前向きな気分に切り替えてくれます。

半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)

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動悸やめまい、嚥下困難・吐き気などの症状が現れる不安症であったり、過呼吸や息苦しいなどのパニック症にも効果があります。

補中益気湯(ほちゅえきとう)

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主に慢性疲労が対象で、倦怠感などで体力がなく多汗症であったり、胃腸が弱い・頻尿などの改善効果が見込めます。

抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかにんぴはんげ)

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イライラや感情的な行動、手の震えや痙攣(けいれん)の他に、虚弱体質・胃腸などの消化器系の弱いのを改善できます。

苓桂朮甘湯(りょうけいじゅつかんとう)

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めまいや立ちくらみ・耳鳴りなど三半規管が弱い人や動悸や息切れ・頭痛、低血圧や冷え性の体質を緩和してくれます。

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ビタミン剤

ビタミン剤は体の栄養補給になることはご存知かと思いますが、精神的なストレスにも効果があるので、ここでは各ビタミンの効能についてご説明します。

ビタミンB1、B2、B6、B12

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まずはビタミンの中でもビタミンB群は有名で、B1は尿で流れたりするので過剰に摂り過ぎても問題ないほどで、糖質をエネルギーに変えたり疲労回復・免疫力アップ・脳の働きを促進する栄養素です。B2は単体では効果は低くお酒やストレスで消費されますが、新陳代謝や脂質代謝を助けてくれます。B6は、神経を伝達する物質を生成する働きがあり、興奮やイライラを抑えてくれます。B12は、集中力や睡眠などに欠かせませんが、菜食主義とかでない限り不足になりにくく肝臓に長く蓄えられます。

ビタミンC、A、E、カルシウム、GABA

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ビタミンCは、ストレスに対抗するための副腎(皮質、髄質)の働きには欠かせず、抗ストレスホルモンを活性化させてくれます。その他、ビタミンAEは副腎ホルモン分泌させ、ホルモンバランスを整えてくれます。また、イライラするとカルシウム不足と言われるほどなのでカルシウムも忘れないでください。最後にデパス錠(前回の記事)のところでご説明したGABA副交感神経を優位にしてくれますので、覚えておいてください。

 

ホルモン剤

ホルモン剤は女性特有の処方と言えます。それはやはり女性は男性と違い、ホルモンバランスが崩れることでイライラなど自律神経が乱れた症状が現れるからです。ここでは、代表的な2つのホルモン剤について見ていきます。

エストロゲン

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エストロゲンとは別名を『卵巣ホルモン』と呼ばれ、女性の美しさを維持するためにも必要不可欠なホルモンです。特に月経前などで精神的に不安定な時には、このホルモンの分泌が上手にされていないことが原因となります。その証拠に、妊娠してから出産までは多くのエストロゲンが分泌されますが、出産後は急激に減っていくため、出産後に無理をすると更年期障害になりやすいと言われるのはこのためです。そうならないためにも、規則正しい生活を心掛けたり十分な睡眠時間を確保することも必要になってきます。また食べ物ではホルモン剤の一種でもある大豆(イソフラボン)やコレステロールの他に、ビタミンB6Eなども意識的に摂るようにしましょう。

プロゲステロン

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プロゲステロンとは別名を『黄体ホルモン』と呼ばれ、こちらも女性にとって大事な妊娠に関わってくるホルモンです。女性が妊娠するためには排卵が終わって生理になるまでの準備期間がありますが、その間にこのプロゲステロンが分泌されます。そして、受精卵が子宮内膜に着床することで妊娠するわけですが、この時に基礎体温を上げてくれたり乳腺の発達を促進したりと補助的とはいえ重要な働きをしてくれます。また、プロゲステロンは不足しがちで濃度によって精神面にも影響してくるホルモンです。その理由は、ビタミンCのところでご説明した(ストレスで)副腎が活発になることで分泌源となるコレステロールが減り、卵巣で作られるプロゲステロンの濃度が薄れるからなんです。

自律神経失調症に関する記事はこちらにも詳しく書いていますので、少しでも気になる方は参考になると思います。
自律神経失調症の症状とは〜女性の自律神経の乱れを無料でチェック〜
自律神経失調症の薬による治療〜処方されるデパス錠の効果・副作用〜
自律神経失調症の食事療法について〜食べ物による治し方・対策とは〜
自律神経失調症の原因と治し方〜自律神経の乱れと整え方・対策法〜 ←NEW!!

女性の方でしたら貧血なども気になると思いますので、こちらの記事も是非参考にしてください。
貧血の症状に効果的な食事対策〜貧血の原因と食べ物の対処法について〜
女性の貧血にいい食べ物〜鉄分の多い食品・食材で鉄分不足を補給〜

女性の貧血検査の数値について〜数値が4から11の症状と食事療法〜
鉄欠乏性貧血の頭痛・吐き気・眠気の対処法〜症状と応急処置とは〜

 

まとめ

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以上、自律神経失調症の治し方・改善法として漢方とサプリメントについて見てきましたが、まとめると以下の通りです。

・漢方はその人に合わせた処方をしているため、自分が今どの症状にあるのかを把握した上で薬を選ぶべき
・精神的なストレスの緩和にもなるビタミンは新陳代謝を促したり、抗ストレスホルモンである副腎も活発にしてくれる
・女性にとっては不可欠なホルモンバランスはエストロゲンとプロゲステロンで成り立っているので、その仕組みを把握する
また、自律神経失調症は薬だけで治るものではないことを十分に留意しておいてください。本当に治すためには薬の投与と同時に、病院の医師からのアドバイスを納得して精神的な治療が必要になってきます。

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