
節分の日は2月何日でしょう?
「3日に決まってるやん!」とツッコミが飛んできそうですが、実は3日と決まってはいないようなのです。
私も「節分の日は2月3日だ」と思っていましたが、節分が2月2日や4日もあり得るということを最近知りました。
では、節分の日ってどうやって決まっているのでしょう。
2018年の節分の日と由来
節分が立春の前日であるというのは以前触れました。
その記事はこちらになります。
節分の豆まきの意味と由来を教えて!節分豆の名前と種類も気になる!
立春は二十四節気(にじゅうしせっき)の一つであり、地球と太陽の位置関係によって日が決まります。
二十四節気をざっくり説明すると1年を24等分した日です。
有名な日では祝日になっている春分や秋分、ほかにも夏至や冬至、大寒などがあります。
365日を24等分するので、きっちりとは割り切れません。
そのため年によって1日程度ずれたりします。
春分や秋分の日が年によってずれることを考えると、何となく納得できますよね。
ちなみに…
2018年の節分の日は、2月3日(土)です。
しかし節分の日が2月3日なのは、ここ最近では1985年から2024年まで。
1984年までは4年に一度のうるう年は2月4日だったようです。
2025年からはうるう年の翌年に2月2日になるそうです。
ただ将来のことは予測なので、2021年も2月2日が節分になる可能性もあるようです。
その年が来た時に「節分は2月3日に決まってるだろ」なんて言って恥をかかないようにしたいですね。
2018年の恵方巻の方角と決め方
そして節分の風習でもう一つ、「恵方巻」(えほうまき)がありますよね。
節分の夜に、太巻きをその年の「恵方」に向かい、願い事を念じつつ無言で丸ごと1本ほおばります。
しゃべると運が逃げてしまうそうで、食べている間は誰とも話してはいけません。
この「恵方」って何なのでしょう?
恵方とは、その年の福徳を司る神である歳徳神(としとくじん)がいる方向なのだそうです。
そして恵方はその年の十干(じっかん)によって決まります。
十二支とセットで干支(えと)になる甲(きのえ)とか己(つちのと)などのことです。2018年の戊戌(つちのえいぬ)です。
「戌」の年である2018年の恵方は「南南東(やや右)」。
つまり南と南南東の間ということです。
恵方巻は大正時代に大阪の花街で、お新香をまいた海苔巻きを恵方に向かって食べて縁起を担いだのが始まりではないかとされているようです。
豆まきと比べると、ずいぶん最近始まった習慣なのですね。
その後、1970年代には大阪の海苔問屋の組合が恵方巻をPRしていたようですが、あくまでも阪限定の習慣だったようです。
1989年に広島のセブンイレブンが恵方巻を販売し、翌年から販売エリアを順次拡大。
恵方巻の習慣が全国へと広がっていきました。
ですので「子供のころ、そんな習慣あったっけ?」という方もいらっしゃるかもしれません。
恵方巻をお店で買うのもいいですが、作ってみてもいいかも。お昼のテレビに出演している料理人さんが恵方巻の作り方を紹介してくれています。
節分の次の行事といえば、やっぱりひな祭りですね。
というわけで、子供会の景品にもなる「ひなあられ」をどうぞ。
また、こちらの記事も一緒にご覧ください。
節分豆はなぜ食べるのか?豆の食べ方と栄養・カロリーを学んでおく!
なお「節分の由来」について見てきましたが、”言葉の意味や由来”にご興味がある方はこちらの記事も書いています。ことわざ、間違って使ってませんか?
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節分という日を楽しもう!
節分の習慣について紹介をしてきました。
節分の日や方角の決め方など、意外と知らなかったのではないでしょうか?
節分を前にしてちょっとした雑学でもあり、歴史などにも触れることとで改めて行事の大切さもわかりましたね。
当日は節分の夜は豆をまいて恵方巻を食べてと忙しそうですが、みなさん頑張ってくださいね!
では、「よいお年を」!
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