
くしゃみ、鼻水、鼻づまり…。2月半ばくらいから、こうした症状で多くの人を苦しめる花粉症。さらに目やのどの痒みが出る人もいます。今回は、花粉症ののどの症状に焦点を当ててみようと思います。
花粉症によるのどの症状
花粉症によるのどの症状は、イガイガしてかゆい、痛い、咳が出るなどがあります。個人的には、のどがイガイガすると耳の奥がかゆいような気がして、耳の下あたりをかきむしりたい衝動にかられてしまいます。ただでさえ鼻が詰まってしんどいのに、のどが痛いとしゃべるのもおっくうになってしまいます。
のどに良いアロマテラピーもございます。
花粉症でのどが痛くなるメカニズム
では、なぜ花粉症でのどに症状が現れるのでしょうか。
花粉症は、花粉という異物が侵入してきたと察知した体が花粉に対して攻撃を仕掛ける免疫反応です。この免疫反応が強すぎていろいろな症状が出るのがアレルギー反応です。神経が過敏になるため異物感が増し、症状を悪化させるようです。
のどでも鼻と同じようにこうしたアレルギー反応が起きています。のどの場合は花粉を排出するために痰を絡ませて花粉を吸着しようとします。
加えて、鼻が詰ったために口呼吸になることも大きな原因のようです。
通常は鼻がフィルターの役割となり、体内に異物が侵入するのを防ぐ働きがありますが、口呼吸になると外気が直接体の中に入ってきます。鼻の奥で外気を体温と同じ温度まで上昇させて適度に加湿し、呼吸による体の負担を軽減させています。
口呼吸ではこうした機能が働かなくなるため、乾燥したままの外気を口から吸いこみ、のどを乾燥させてしまいます。のどが乾燥することで炎症しやすい状態になり、痛みを起こしてしまうのです。
また鼻づまりによって鼻水がのどに流れ込むことによって炎症を引き起こす原因にもなります。
のどに効果的な薬
では、どんな薬が効果的なのでしょう。
基本的には症状が重い場合には、耳鼻科を受診することをお勧めします。花粉症シーズンが始まる前や始まったばかりの症状が軽いうちに受診すれば、苦しまずにシーズンを過ごせる可能性が高くなります。症状に合う薬を処方してくれるはずです。
私自身も花粉症を患っており、数年前までは「気合で乗り切る」という道を選んでいました。身内の付き添いで病院に行った際、ついでに診察してもらい薬を出してもらったところ、症状はほとんどなくなりました。シーズン中は薬を飲んでいれば、花粉症だったことを忘れるほどです。
しかし忙しくて病院に行けないという方もいらっしゃると思います。そうした方のために市販薬を紹介したいと思います。
のどの症状を抑えるという薬であれば、「ルルのどスプレー」や「ベンザエースA錠」などが一般的ではないでしょうか。
また鼻水や鼻づまりがのどの痛みにつながっていることを考えれば、花粉症の薬で鼻詰まりを軽減させることも有効でしょう。「アレジオン10」や「ストナリニZ」、「コンタック鼻炎Z」などが挙げられます。
あとはマスクでなるべく外気をそのまま吸い込まないようにし、うがいなどを徹底することが大切だと思います。
花粉症の頭痛からくる肩こりについてはこちらをご覧ください。
花粉症による頭痛の症状について~頭痛からくる肩こりの原因と対処法~
あとがき
花粉症の症状や苦しむ期間は人それぞれですが、しっかりと対策をしておけば大なり小なりの効果は出るはずです。花粉症シーズンは年度末や年度初めと重なり、何かと慌ただしいですが、体調を整えて乗り切りましょう!
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