
鼻水や鼻づまり、くしゃみがつらい花粉症。花粉症でない方にはあまり理解されませんが、つらいのはそれだけではありません。花粉症のシーズンが始まると、頭痛や肩こりがひどくなりケースがあります。今回はそんな頭痛や肩こりの原因と対策を探ります。
頭痛の症状
花粉症で鼻水や鼻づまりがひどく、何度も鼻をかんでいると頭がぼーっとしてきて、頭痛に襲われることがあります。頭だけでなく首や肩が凝ってきて、全身が気だるくなってきます。
こんな状態が1~2か月続きます。花粉症の症状がでる原因がスギだけでなくヒノキやイネもあったりすると長期化します。花粉症ってかなりやっかいですよね。
花粉症の記事はこちらも参考にしてください。
花粉症によるのどの痛みについて~のどの症状・原因・効果的な薬とは~
頭痛の原因
花粉症による頭痛は、主に鼻粘膜の炎症が原因と言われています。花粉症で鼻粘膜がアレルギー反応で腫れ上がることで、鼻から取り込める酸素量が減少。脳に十分な酸素が供給されずに酸欠のような状態になり、頭痛や倦怠感に見舞われるようです。鼻をかむとき回数が増えることも酸欠状態を悪化させます。
また睡眠時も鼻が気なって寝つきが悪かったり、寝苦しかったりして、睡眠不足に陥って十分な休息が取れずに頭痛を誘発させることもあります。筋肉の緊張がほぐれずに首や肩のこりにもつながります。肩こりが頭痛の原因になることもあり、こうなってくると悪循環。
何とかしてこの連鎖を断ち切らなければなりません。
頭痛対策
頭痛や肩こりは花粉症の二次症状ですから、花粉症に対処すれば頭痛や肩こりも和らぐはずです。ですから一番のおすすめは耳鼻科を受診することです。花粉症の薬を飲みながら、頭痛の薬を飲むのは、成分が重複する場合がありますし、よくない組み合わせがあってはいけませんので、薬で解消したい場合は受診するべきでしょう。
とはいえ、自力で治したいという方のために、症状を緩和させるための方法をご紹介します。基本的には基礎代謝を上げて体を温め、血行をよくすることが重要です。
体を温めるためには寝る前に風呂につかり、生姜湯など暖かい飲み物を摂取することです。そうすれば睡眠不足の解消にもつながるはずです。
肩こりを解消するためにマッサージをする場合も、温めたタオルを使って体を温めるとよいでしょう。電子レンジなどで温めたタオルを首筋や肩に乗せて、ほぐしたい部分をマッサージします。そうすると何もない状態でマッサージするよりもほぐしやすくなるのではないでしょうか。
肩こりによる頭痛や偏頭痛に関する記事はこちらをご覧ください。
肩こりの頭痛・めまい・吐き気の解消法〜疲労回復の食べ物と飲み物〜
肩こりによる頭痛の治し方〜ストレッチ動画とグッズで解消するツボ〜
偏頭痛の症状・原因・対処法について〜寝起きにもある頭痛の治し方〜
頭痛や肩こりの対処方法を紹介してくれています。
あとがき
花粉症にしても、ほかの病気にしても予防するには免疫力を高めることが重要。食生活や生活リズムを見直し、基礎代謝を上げて花粉症シーズンに備えましょう。
この記事へのコメントはありません。