
日本人の食生活の変化や過度のストレスが掛かる生活によって近年、逆流性胃腸炎の症状に悩まされる人が急増していると言われています。
逆流性胃腸炎は、胸やけや腹痛など色々な症状を引き起こします。
そんな辛い症状に悩まされた時は病院を受診し早期に治療を始めたいものです。
一般的に逆流性胃腸炎の治療では薬で過剰に分泌してしまった胃酸を抑え、同時に食事など生活習慣の見直しを行いますが、
だけど、なるべく薬は使用したくない…
そのような時はどのような治療法があるのでしょうか?
目次
副作用が少なく、緩やかに効果が表れる漢方薬
漢方薬とは、日本独自の漢方医学を基に処方される医薬品のことです。
一般的に副作用が少ないとされていて、さまざまな病気の治療に処方されています。
それでは、逆流性胃腸炎に効果があると言われている漢方薬にはどのような種類があるのでしょうか?
ツラク
主に含まれている漢方は、ケイヒ・チョウジ・ウイキョウの3つ。
胃痛や胃の不快感や体調を整えることに効果がります。
夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
胃の炎症や、のどの違和感や詰まった感じに効果があります。
他にも神経に作用し、イラつきやストレスによる緊張感にも効果があると言われています。
君子湯(りっくんしとう)
胃の痛みや炎症、食欲がないなどに効果があります。
また、胃の消化活動を助けるため、胃が弱って消化が上手くいかないことによる、胃が重く感じる場合の吐き気や嘔吐にも効果があります。
夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
胃の炎症、吐き気やげっぷなどに効果かあります。
体力のある人で体のほてりが強い人や、に適しています。
柴胡湯(だいさいことう)
ストレスによる暴飲暴食で肝機能や胃腸の機能が低下した人に使用されます。
他にも、胸のつまりや耳鳴りなどに作用します。
逆流性胃腸炎の原因は暴飲暴食やストレスなどさまざまあります。
漢方薬は原因に作用し症状の改善を促すのです。
手軽に症状を緩和する方法とは
逆流性胃腸炎にはさまざまな辛い症状があります。
そんな辛い症状を手軽に解消できる方法がツボ押しです。
以下は効果があるツボの一覧です。
ちゅうかん
おへそから真上に両手が2つ入る場所。
胃や腸を整える効果がある。
胃腸点
手のひらの中央よりしたにある。
胃腸以外に食欲抑制にも効果がある。
内関(うちかん)
手のひらから真下に指を3本入れた場所。
消化器官や精神面も整える効果がある。
百会(ひゃくえ)
頭のてっぺんにある。
自律神経や血流を整える。
ツボを押す際のポイントはツボの付近を触ったときに、他の部位違う感じがした箇所を指の腹などを使用しゆっくりと押すことです。
運動による逆流性胃腸炎の改善
逆流性胃腸炎の原因の1つに肥満があります。
そのため、適度な運動を行い肥満を予防することによって逆流性胃腸炎の改善につながります。
また体を動かすことにより、ストレスの解消にもなります。
運動をするときは、脂肪燃焼効果が高くストレスの解消にもつながる有酸素運動を積極的に取り入れると良いでしょう。
ウォーキング、ステッパー、エアロバイクなど体の負担が少ないものや、ジョギング、ボクササイズ、縄跳びなど、少しハードなものまで、自分の体と相談をしながら適切なものを選ぶと良いと思います。
ゆっくり・ジョギング(ウォーキング&ジョギングメニュー)
薬や運動など多方面から逆流性胃腸炎の完治を目指す
漢方薬やツボ、運動など、逆流性胃腸炎の完治には多様な方法があります。
病院の薬物療法で治らなかった人が、漢方薬や運動によって改善にしたり、また逆に漢方薬では治らなかったけれど、病院の薬物療法で完治したなど、どの治療にも向き不向きがあります。
自分の症状や、原因などに向き合い、自分にあった治療法を見つけることが逆流性胃腸炎の完治に繋がります。
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