
ちょっとした瞬間にギックリ…。
腰を痛めてしまって寝込んでいるお父さんのイメージで腰痛は男性に多いと思われがちなのですが、実は割合的には女性の方が多いって知っていましたか?
日本における腰痛の患者数は2800万人もいると言われています。
また、その割合は6対4で実は女性の方が多いのです。
主に腰痛を発症する年代は20~40代で、腰痛の症状を抱えている年代は40~60代と年齢が高くなるにつれて、腰痛に悩まされている人が多いことが分かります。
目次
女性に多い腰痛の原因は?
一度腰が痛み始めると、日常生活にも色々と支障が…。
そんな厄介な症状な腰痛ですが、その原因は一般的なものと女性特有の原因に分けられます。
一般的な腰痛の原因は以下の通りです。
関節の老化
人間の関節には、椎間板と呼ばれるクッションのような軟骨があります。
その椎間板が日々使用されていくうちにすり減ったり押しつぶされたりして、痛みを感じるようになります。
日常生活
毎日重いものを持ったり、無理な姿勢を続けていたりすると腰回りの筋肉に負担がかかり、筋肉の疲労によって腰が痛くなります。
それでは、女性特有の腰痛の原因はどのようなものがあるのでしょうか?
女性の腰痛の原因は病気が隠されていることがあるので要注意です。
子宮・卵巣の病気
- 子宮筋腫
子宮の壁などにこぶ状の塊が出来る病気です。
腰痛は鈍痛が主に現れます。 - 子宮内膜症
子宮以外に子宮内膜の臓器が増えてしまう病気です。
刺しこまれるような腰痛が起こります。 - 卵巣のう腫
卵巣に良性の腫瘍が出来る病気です。
腰痛は腰の下の方、下腹部に起こります。 - 子宮頸管炎
子宮の下の方、子宮頚管に細菌が繁殖して起こる病気です。
腰痛の他に、おりものが増えたりします。
更年期障害
月経が終了すると女性ホルモンの量が減りホルモンバランスが崩れ、更年期障害が起こります。
その更年期障害の症状の1つに腰痛があります。
月経困難症
いわゆる重たい生理痛のことです。
生理痛の症状が酷くなると、腰痛が起こることもあります。
鎮痛剤で治まることが多いですが、余り症状が酷いようなら子宮や卵巣の病気の可能性もあるので注意が必要です。
出産・妊娠
妊娠中はホルモンのバランスが崩れやすいので腰痛が起こりやすくなります。
また、出産時には骨盤にある腸骨・仙骨がずれやすくなるので、そのため腰に痛みを感じることがあります。
以上、女性特有の腰痛の原因はざっと上げただけでもこれだけあります。
女性特有の腰痛になったときには
女性には、腰痛になる要因がたくさん隠されていることが分かりました。
それでは、腰痛になったときには、どのような対処をすれば良いのでしょうか?
家で出来る簡単な対処法はどんなものがあるのでしょうか?
あまり動かさないようにする
腰痛がそれ以上酷くならないように安静にしましょう。
また、あまり負担が掛からないように、ゆっくりと徐々に動かすようにしましょう。
お風呂で温める
体を温めることにより血流が良くなり、腰痛が改善されることがあります。
また、ゆっくりと湯船に浸かりながら腰をゆっくり捻るなどのストレッチをしても良いでしょう。
簡単なマッサージ
指で腰痛に効くツボを押す、手のひらでゆっくり腰の筋肉をほぐすなどの簡単なマッサージも腰痛の改善に繋がります。
その際、あまり力を入れすぎないように注意しましょう。
えっ!たったこれだけで腰の痛みが・・・?
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腰痛は病気のサインの可能性も
身近な症状の腰痛ですが、その症状にはいろいろな原因が隠されていることが分かりました。
疲れが原因の腰痛であれば、ゆっくり家で過ごすことで症状の緩和が望めるかもしれません。
しかし、椎間板の劣化による腰痛や女性特有の疾患が原因の腰痛は、病院で適切な治療を受けることによって症状を緩和する必要があります。
余りにも酷い痛みや症状が長期化するようであれば、一度病院を受診して原因を突き止めることが大切です。
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