
日常的に続く腰痛…。腰が痛いだけで、毎日がなんだか憂鬱になるから嫌ですよね。
そんな嫌な腰痛ですが、腰痛は痛む場所によって、原因が変わってくることがあります。
その場所は上下だけではなく、左右に分かれることもあります。
左右に分かれる腰痛の原因は主に体のゆがみなどが原因の事が多いですが、人によっては内臓疾患が隠されていることもあるので注意が必要です。
目次
右側の腰痛は盲腸の疑いがあるので注意
右側の腰が痛む場合はどのような原因が隠されているのでしょうか?
体のバランスの乱れ
右側のみが痛む腰痛の中で最も多い理由が体のゆがみです。
普段の生活の中で足を組んだり体の片側ばかりで荷物を持つ癖があるなど、体の右側ばかりを使っていると筋肉や骨盤のバランスが崩れ腰痛の症状が現れます。
筋肉が炎症している
重い荷物を持つ、または急に体勢を変えるなどで筋肉に急激に負荷がかかると筋肉が炎症を起こします。
とは言え、右側の腰だけが痛む場合は体のバランスが崩れて片方の筋肉ばかりに負荷がかかってしまっているからです。
神経が原因の腰痛
人の背骨の骨、頚椎(けいつい)の間から伸びた末梢神経が何らかの原因で右側のみが潰された場合に右側の腰が痛みます。
神経が原因の腰痛はしびれを伴うことが多いです。
右側の内臓の疾患
右側の腰痛には、急性虫垂炎(きゅうせいちゅうすいえん=盲腸)が疑われることがあります。
虫垂(盲腸)は体の右下にあるので、虫垂が炎症を起こすと腰の右下が痛みます。
急性虫垂炎は痛みの他に、吐き気や発熱を伴います。
右側の内臓疾患は、急性虫垂炎の他に肝臓の疾患の疑いがあります。
肝臓が原因の痛みは、腰の右側が痛みます。
その他にも、胆嚢炎や膀胱炎など多くの疾患の疑いがあります。
左側の痛みは内臓の痛みが原因のことも…
右側の腰痛は虫垂や肝臓などが原因のことがありましたが
左側の腰痛はどのような原因があるのでしょうか?
体のバランスの乱れ
右側の腰痛と同じように、体の左側を多く使うと左の筋肉や骨盤のバランスが崩れてしまい、腰痛を引き起こすのです。
左側の内臓の疾患
体の左側にある内臓に不具合が生じると、左側の腰が痛むことがあります。
左側の臓器は、胃・膵臓(すいぞう)・脾臓(ひぞう)・心臓・腎臓(腎臓は左右に1つずつ)、腸、などがあります。
左右に分かれる腰痛の対策にはどのようなものがあるの?
左右それぞれの腰痛の原因が分かったところで、それらの腰痛を防ぐための対策にはどのようなものがあるのでしょうか?
体のバランスの乱れによる腰痛
左右のバランスの乱れていると、筋肉が緊張しやすかったり傷つきやすくなります。
左右のバランスの乱れの解消には、ストレッチを行いバランスの乱れによる筋肉の緊張をほぐすようにしましょう。
神経が原因の腰痛
神経が原因の腰痛は脊椎のずれなどの原因が多いので、普段から正しい姿勢を身に着けるようにしましょう。
それでも神経が原因の腰痛が起こってしまった場合は、病院で受診して適切な対処を行いましょう。
左右の内臓疾患が原因の腰痛
内臓の疾患が原因の腰痛の対策は、普段から健康的な生活を過ごし疾患に掛からないようにすることが大切です。
そして疾患に掛かってしまった場合は、早めに各疾患にとって適切な処置を行うことが大切です。
骨盤のねじれを治すエクササイズ
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左右の腰痛は根気よく治していこう
一般的に左右どちらかに出る腰痛は、治すのに時間がかかると言われています。
それは長い時間のうちに体に身についた左右どちらかを使う癖を治す必要があるからです。
一度現れてしまった腰痛の症状を治すには、長い時間を費やすことになってしまいます。
なので、腰痛になってしまう前に、左右バランスよく体を使うように意識づけることが大切です。
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