
ふとしゃがんだ瞬間や、重い荷物を持った瞬間などに、腰に激痛が…。
腰痛持ちの人にとっては、恐怖ともいえるぎっくり腰。
なってしまったら最後、ベッドに直行してひたすら痛みが治まるのを待つしかありません。
そんな恐ろしいぎっくり腰の原因は一体どのようなものなのでしょう?
目次
実は軽度のぎっくり腰も存在するのです
なってしまった瞬間立っていられないほどの激痛が…。
一度なってしまうと全く動けなくなってしまう、というイメージが強いですが、
実は、ぎっくり腰にも軽度や重度があるのはご存知でしたか?
ぎっくり腰というのは、正式名称を急性腰痛症といいます。
何らかの原因によって症状が現れた後、徐々に痛みが治まって完治に向かいます。
ぎっくり腰はなった瞬間は我慢が出来ないほどの痛みで、まともに立って歩けなくなるほどです。
アメリカでは魔女の一撃とも呼ばれることから、その痛さは想像に容易くありません。
そんな恐ろしいぎっくり腰ですが、軽度とはいったいどのようのものなのでしょうか?
軽度のぎっくり腰は重度と比べて、痛みが少しはマシ…。
動こうと思えば動ける、など重度よりも症状が軽く痛みが治まるまでの期間も短いことが多いです。
ぎっくり腰になる仕組みはどんなもの?
ぎっくり腰の原因は主に筋肉と骨の2つに分かれます。
筋肉やじん帯が原因のぎっくり腰
筋肉やじん帯が原因のぎっくり腰は、筋肉やじん帯に疲労が少しずつ蓄積されていき、あるとき疲労の許容範囲をこえてしまいぎっくり腰になるのです。
また、ぎっくり腰になる前にも、腰が張ったような感じなどの違和感のような予兆を感じる人もいるようです。
そのように張りや疲労の限界を迎えた筋肉やじん帯が急に中腰になるなどの行動が引き金となり断裂や損傷を引き起こし、ぎっくり腰になるのです。
骨が原因のぎっくり腰
人間の腰は腰椎という骨で形成されています。
この腰椎の間には椎間板と呼ばれるやわらかい軟骨あり、椎間板はちょうどクッションのような役割を果たします。
それらの腰の骨を何らかの原因によってずれたり、ひねったりしてしまい痛みを生じた状態が骨のぎっくり腰です。
上記でぎっくり腰になる主な原因を2つあげましたが、実際の原因はどれか1つということばかりではなく、さまざま要因が絡み合ってぎっくり腰になることが多いようです。
しかし、いずれにしてもぎっくり腰の原因は腰の疲労の蓄積ですから、あまり無理は禁物です。
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もしぎっくり腰になってしまったら
ぎっくり腰の治し方はとにかく激しい痛みが治まるまで安静にすることです。
ベッドに横になって、自分にとって楽な姿勢を探すようにします。
その際に腰の部分を冷やして炎症を抑えるようにしても良いでしょう。
また腰が痛いからといって、自分でマッサージやストレッチをすることは厳禁です。
ぎっくり腰は腰の筋肉などが炎症を起こしていたり、骨が捻挫のような状態になっているので、安易なマッサージやストレッチは悪化に繋がります。
その後、激しい痛みが落ち着いてきたら徐々に体を動かします。
実は、近年ぎっくり腰になった際には、強い痛みが落ち着いてきた後はなるべく動いたほうがぎっくり腰の経過が良いことが分かってきているのです。
なので、症状が現れた数時間~1日後には無理をしない範囲で体を動かした方が良いでしょう。
またぎっくり腰が落ち着いてきたら、再発防止に腰の医療用サポーターを使用したほうが良いです。
腰の医療用サポーターは病院などで注文出来ますので、ぎっくり腰で病院を受診した際に相談するのも良いかもしれません。
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怖い再発を防ぐために無理は禁物
ぎっくり腰になってしまったら、適切な対応を行い完治後はサポーターなどで腰の保護をするようにし、
他にもマッサージなどで腰の疲れを溜めないようにしましょう。
ぎっくり腰の原因の多くは腰の疲労です。
ぎっくり腰が治まったからといって、
腰に無理のある生活を繰り返していると、再発ということになってしまいます。
無理をせずゆとりのある生活を送りたいものですね。
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