
体内で不要なものを尿として排出する役目を担っている腎臓は、
人体にとって必要不可欠な臓器と言えるでしょう。
毎日人体のためにフル活動の働き者の腎臓ですが、その腎臓の機能が低下しておこる腎臓病をご存知でしょうか?
腎臓病にはいくつかの種類があり、慢性腎臓病・慢性腎不全・急性腎炎・ネフローゼ症候群などがあります。
一般的に腎臓の機能は一度低下すると回復することは難しいとされていますが、適切な治療を行うことで腎臓の機能の低下を遅らせることが可能です。
そのためにも、腎臓病の症状や原因を知っておくことが大切ですね。
目次
腎臓病の主な症状ってどのようなもの?
腎臓病にかかり腎臓の機能が悪くなると現れる症状にはどのようなものがあるのでしょうか?
たんぱく尿
体内に取り入れられたたんぱく質は腎臓でろ過されずに、体内に取り込まれます。
そのため腎臓の機能の低下がみられると、たんぱく質は老廃物と一緒にろ過され、尿と一緒に体外に排出されてしまうので、たんぱく尿の症状がみられるのです。
むくみ
むくみとは体内の水分量が過剰になってしまった状態のこと。
普段腎臓は尿によって水分や塩分を体の外に排出をし、体の水分量をコントロールしています。
腎臓に問題が現れたときに、十分に水分・塩分の排出を行うことが出来ずに、体に水分が溜まりむくみとなって現れるのです。
尿の量が変化する
普段腎臓は尿を濃縮して体外に排出しています。
そのため腎臓の機能が低下してくると尿の濃縮が正常に行われず、尿の量が増えたりするのです。
さらに症状が進むと腎臓は尿を作ることも出来なくなってしまうので、今度は尿の量が減ってしまいます。
尿毒症
尿を体の外に排出できなくなったために、体内に毒素や老廃物が溜まった状態のこと。
尿毒症になると生命に関わることがありますので、早急に病院で治療を受ける必要があります。
上記に書いた以外にも、血圧の上昇や、尿の中に赤血球が混じる(血尿)こともあります。
腎臓の機能が低下すると最終的には生命の危険に直面することもありますので、腎臓病の症状が現れたら、適切な治療を受けることが必要です。
どのようなことが原因で腎臓病になるの?
腎臓病になると尿に変化が現れたり、体がむくんだりなどの症状が現れることが分かりました。
それでは、そのような症状が現れる腎臓病はどのような原因でおこるのでしょうか?
腎臓病の原因は主に生活習慣病。
生活習慣病とは生活習慣が原因でかかる病気のことで、高血圧や糖尿病がこれにあたります。
その他にも生活習慣の乱れなどが腎臓病の原因になるので注意が必要。
タバコ
喫煙は腎臓病の発病や進行に関わり合いがあると考えられています。
タバコによるニコチンが腎細胞を傷つけるのと、ニコチンによる血圧上昇を抑えることで腎臓への負担が増えます。
肥満
内臓に脂肪がついてしまうタイプのリンゴ型肥満の人は、血圧が高くなり腎臓の機能が低下するため腎臓病の発病率が高いと言われています。
不規則な生活
不規則な生活を送ると体への負担が大きくなってしまい、免疫力が低下してしまいます。
免疫力の低下が原因でかかった風邪や感染症が腎臓病の原因となることをありえるのです。
飲酒
大量の飲酒を長期間続けていると、腎臓に過度の負担がかかってしまいます。
そのため腎臓の機能が低下して腎臓病のリスクを高めることになります。
その他にも、腎臓病の原因は先天性やストレスなど色々な理由があります。
内臓脂肪が気になる方はこちらの動画をご覧ください。
規則正しい生活を行い、腎臓病のリスクを下げよう
腎臓病の原因はさまざまありましたが、規則正しい生活を心がけていれば防げるものが多かったですね。
とはいえ、規則正しい体に良い生活を続けるという事はなかなか難しいものです。
かくいう私も、ついつい夜更かしをしてしまったり、お酒が好きなので深酒をしてしまったりする事もたびたび…。
毎日毎日規則正しくというものは息苦しく感じるものですしね…。
1週間のうち夜更かしは週末だけとか、2日に1度はお酒を飲まない日を作るなど、
やれることから少しずつ初めてみるのも良いかもしれません。
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