
にんにくは体に良いというのは昔からいわれていますが、どのような効果があるのか、と聞かれると詳しくは分からないという方が多いのではないでしょうか?
そこで今回はにんにくの効果などについて説明したいと思います。
目次
にんにくの効果とは
にんにくの体への効果は実に様々あるのです。
そんな気になるにんにくの効果は下記の通りです。
疲労回復
にんにくの臭いの素になるアリシンには疲労回復に効果があるのです。
アリシンには胃の働きを良くする効果があります。胃の働きを良くして栄養の吸収を助け、疲労の回復を助けます。またアリシンには代謝をあげる効果もあるので、代謝の面でも疲労回復に効果がるのですね。
脂質異常症の予防
余り聞きなれない脂質異常症という言葉ですが、中性脂肪やコレステロールの値が上がってしまうことによって急性膵炎や動脈硬化を起こしてしまうのが脂質異常症です。
にんにくはコレステロールの上昇を抑える効果がるので脂質異常症の予防にもなるのです。
高血圧の予防
にんにくに含まれるアリシンには血液をサラサラにする効果があるので、血液の流れ場スムーズになります。その結果、高血圧にも効果があります。
糖尿病の改善
にんにくに含まれるアリシンはビタミンB1と一緒になることでインスリンの分泌を促進する働きがあります。糖尿病の原因はインシュリンの減少が原因なので、にんにくによってインシュリンの分泌が促進されることによって、糖尿病の改善に繋がるのです。
がんの予防
にんにくには免疫力を高める効果があります。免疫力が高くなることによってがん細胞への免疫が上がり、がんの予防に繋がるのです。
また成熟したにんにくにしか含まれていないS-アリルシステインという物質にはナチュラルキラー細胞を元気にする効果があるのです。ナチュラルキラー細胞はがん細胞を攻撃する働きがあるので、結果がんの予防になるのですね。
風邪やインフルエンザの予防
風邪に含まれる殺菌、抗菌作用が風邪やインフルエンザのウイルスを弱体化させ予防の効果があります。
にんにくには、風邪の予防から糖尿病、がんの予防まで、実にたくさんの効果があるのですね。
にんにくの効果的な食べ方
前項ではにんにくの体に良い効果を紹介しました。
こちらではそのにんにくの効果をより良く得るための食べ方などを紹介したいと思います。
低温でじっくり加熱する
がんの予防に効果的なジアリルトリスフィドは低温でじっくり加熱することで発生しやすくなることが分かっています。またオリーブオイルに溶かすことでも発生を促すのです。
そこで、にんにくを薄くスライスし、たっぷりのオリーブオイルで低温でじっくりと加熱しましょう。加熱後は保存容器に入れ冷蔵庫で保存し、サラダやお肉にかけて食べると効果的にジアリルトリスフィドを摂取することが出来ます。
みじん切りにして加熱する
高血圧や糖尿病、疲労回復に効果があるアリシンは、刻んで炒めることで効果がアップします。
にんにくの効果を最大限に得るには加熱して炒めるのが一番ですね。
またアリシンはビタミンB1と一緒に摂取することで効果が持続しますので、豚肉や大豆商品と一緒に食べると良いと言われています。
にんにくと豚肉を使った料理には下記のようなものがあります。
豚肉にんにく焼き
①醤油(大さじ2)、酒(大さじ2)、砂糖(大さじ1)、みりん(大さじ1)を混ぜ合わせて調味料を作っておく。
②豚の薄切りに塩コショウで味付けをして、小麦粉をまぶしておく。
③にんにくに油を入れて薄切りにしたにんにく(2かけ)を焦げないように加熱する。
④③のフライパンで豚肉をじっくり両面焼く。
⑤豚肉に火が通ったら①の調味料を回し入れながら、味がなじむように混ぜ合わせて完成。
お肉を焼いて調味料で味付けするだけですので簡単に作れます。一度試してみて下さいね。
豚肩ロースのにんにく炒めの作り方
にんにくの1日の適応摂取量
前項ではにんにくには体に良い効果がたくさん含まれることが分かりました。
しかし、にんにくは食べ過ぎると逆に体にとって害になってしまうこともあるので要注意です。
にんにくは生ならば1日1片、過熱して1日3片までを限度として食べましょう(子どもやお年寄りはこれの半分にとどめましょう)
にんにくは作用が強すぎるので取りすぎると下記のような症状が現れることがあります。
下痢
にんにくには殺菌作用があるので食べ過ぎると腸内にいる善玉菌まで減らしてしまいます。その結果下痢の症状が現れるのです。
胃の荒れ
にんにくは刺激が強すぎるため、食べ過ぎると胃を荒らしてしまうことがあります。
口臭の原因になる
にんにくを食べ過ぎると、口臭がきつくなってしまいます。
血が止まらなくなる
にんにくには血をサラサラにする効果があるので、食べ過ぎると血が止まりにくくなる他、鼻血も出やすくなってしまいます。
上記の症状が出たら、しばらくにんにくの摂取を抑えて、ヨーグルトを摂取し胃の調子を整えるようにしましょう。また、口臭にはまめな歯ブラシが効果的ですよ。
にんにくは適量を守って摂取しよう
にんにくには体を健康にする素晴らしい効果がたくさん含まれていることが分かりました。
しかし、いくら体に良いからといって摂取しすぎると、胃が痛くなったりお腹が壊してしまったりと、体にとって悪い影響が出てしまいます。
にんにくは適量を守って美味しく頂くようにしましょう。
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