
日本人は口臭の原因となる発酵食品や香辛料を口にする機会が多いため、他の国の人よりも口臭がクサいということをご存知ですか?
とある調査でも、自他ともに気になる臭いの第1位は口臭という統計が出ています。このことからも日本人の多くは口臭にとても悩まされていることがわかります。今回はそんな日本人の悩み、口臭をセルフチェックする方法や口臭チェックアプリ・機器の精度までご紹介します。
目次
自分で口臭をチェックする方法
口臭が気になってしまった場合、人にチェックしてもらうのは恥ずかしいですよね。できれば自分で簡単にチェックしたいですよね。
ここでは自分でできる口臭チェックの方法をご紹介!
コップや袋を利用する方法
まずはコップや袋を利用する方法。コップや袋に息を吐き、蓋(ふた)をします。一度深呼吸してからその臭いを嗅いでみる。
手を舐めてみて確認する方法
手を少し舐めてみて、乾いたあとに舐めた場所の臭いを嗅いでみてください。
マスクを使用し確認する方法
1番簡単なのは、マスクを使用することです。マスクを1時間以上使用した後、マスクの臭いを嗅いでみてください。
コップや袋を利用するのは出先ではなかなか難しいですよね。さらに後で手を洗うとはいえ、手を舐めるのは嫌だ!という人にはマスクを使用する方法がオススメします。
口臭チェッカーやアプリの精度について
最近では多くの口臭チェッカーやアプリがありますが、これらの精度はどの程度のものなのでしょうか?
簡単便利!口臭チェッカー
口臭を簡単にチェックできるのが口臭チェッカー。ブレスチェッカーとも呼ばれています。小さく持ち運びができるので、どこでも簡単に口臭チェックができるので人気です。
口臭チェッカーの使い方
機器に向かって息を吹きかけると、口臭の臭いに反応します。反応の表示段階は3段階の物もあれば、6段階の物もあります。また、イラストが表示される物もありますよ。
こちらの動画では口臭チェッカーの利用方法が紹介されています。表示も見れるので、どんな物なのか気になる人は動画をご覧くださいね。
動画:口臭対策をいろいろ試してみました。
口臭チェッカーの精度
口臭チェッカーの精度に関する口コミを調べてみました。すると多くの口コミに「不快な臭いが高い数値に出るわけではない」とありました。
口臭チェッカーは、『くさい!』と感じる臭い以外にも、ブレスケアやガムなどの臭いにも反応してしまいます。なので、どれだけ歯磨きや口臭予防をしても結果は「弱い口臭あり」といった反応になってしまいます。
口臭チェッカーの精度がとても高いとは言えないので、あくまで目安に使用するといいですよ。
気になる口臭チェックアプリ
口臭チェックアプリですが、そのほとんどがジョークアプリでした。スマートフォンには臭いを検知する機能が付いていないので、アプリだけで口臭チェックをすることはできません。
しかし、小型の口臭測定器とスマホを連携させ口臭をチェックするという製品があります。口臭測定器を口にくわえ、数値化した結果をBluetoothでスマホに送ります。こちらは海外の製品で「Mint」というものです。
さらに「Mint」は息の湿度から水分が足りているかも測定してくれます。こちらは海外製品であるため、手に入れるのは難しく精度もどのくらいであるのかは分かりませんでした。日本での流通も未定です。
その他のチェック方法
口臭をチェックするのには他にも方法があります。
それが口臭外来!口臭外来では、まず口臭についての質問と口臭測定器を使っての口臭チェックを行います。その後、口臭の原因が病気であるのか、生活スタイルであるのかを診断します。
口臭の原因が病気である場合を病的口臭といいます。病的口臭と診断されたら、歯科衛生士による歯垢除去や医師による治療をが行われます。
そして、口臭の原因が病的口臭でなかった場合を生理的口臭といいます。生理的口臭と診断されたら、何が原因なのかをさらに調べ専門のスタッフと一緒に生活スタイルの改善を行います。
口臭外来は、どこの歯科医院にもあるというわけではありません。近くに口臭外来があるのか、調べてから受診してくださいね。
自分の口臭をチェックしてみよう!
自分で口臭チェックをしてみたり、口臭チェッカーなどの機器を利用することで、自身の口臭がどれくらいなのか認識することができます。あくまで目安であっても、認識するということは大切です。
自分の口臭を認識することで、口臭に対しての意識が上がり改善に繋がります。どうしてもダメな時は、恥ずかしがらずに口臭外来へ行ってみましょう。口臭外来でハッキリとした原因が分かれば口臭の改善も早いですよ。
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