
温活という言葉を耳にしますが、身体を温めることで身体機能の向上が期待でき、代謝も良くなります。
結果的には免疫力も上がり、風邪や胃腸炎を患う可能性を大幅に減らすことができます。
身体の外から温めることももちろん大切ですが、中から温めることが重要です。
特に胃腸炎になってしまった場合には、内臓の冷えは大敵です。
今回ご紹介するのは、弱っている身体に、簡単でしっかりと栄養も取れる湯豆腐です。
大豆由来の豆腐には良質なタンパク質が豊富で、消化吸収率が抜群の栄養食品です。
お腹に優しく効率よく栄養を摂るには最適です。
基本の作り方さえ覚えてしまえばアレンジがしやすいので、是非挑戦してみて下さい。
目次
湯豆腐の人気レシピ
湯豆腐の作り方はいたって簡単です。基本の作り方を最初にご紹介するので、あとはその後にランキングでご紹介するタレのレシピでお試し下さい。
昆布出汁は優しい風味なので、飽きることなく食べることができますよ。
【基本の湯豆腐の作り方】
〈材料〉
・絹豆腐(2丁)
・出汁昆布(12cm)
・水(1.5L)
〈作り方〉
1.絹豆腐は先に水切りをしておきます。水が十分に切れたら6〜8等分に切ります。
2.出汁昆布の湿ったキッチンペーパーで汚れを拭き取ります。
3.水を土鍋に入れ、出汁昆布を入れてから火をつけます。
4.3が完全に沸騰しないように注意し、水面がふつふつしてきたら昆布を鍋から取り出して豆腐を入れます。
5.沸騰しないようにごく弱火にして完成です。
〈ポイント〉
湯豆腐は昆布の出汁をよく出すことが重要です。
動画で上手に昆布出汁をとる方法をご紹介するのでご参照下さい。
昆布だしのとり方 How to make soup stock out of dry kelp
今回の湯豆腐は一番簡単な作り方をご紹介してますが、もちろんお好みで野菜を追加してもいいです。
その場合は白菜と水菜がおすすめですよ。
野菜を入れるタイミングは、豆腐を入れてから豆腐を崩さない様にそっと入れてください。
【タレのレシピ】
湯豆腐は昆布出汁の風味だけで料理されているので、味付けとしてはとても弱いです。
そのためタレが湯豆腐の大きなポイントになってきます。
どれも簡単に作れるものばかりなので、数種類作って味の変化を楽しんでもいいですね。
第5位 さっぱりポン酢
定番のポン酢です。
いつもの市販のポン酢を使ってもいいですが、体調が悪い時こそすだちを絞ってビタミンをいただきましょう。
〈材料〉
・醤油(大さじ2)
・酢(大さじ1)
・すだち(1/2個)
〈作り方〉
1.すだちは良く絞って下さい。
2.材料を全て混ぜて完成です。
〈ポイント〉
湯豆腐を食べる時に、このポン酢に湯豆腐を作った時の昆布出汁を加えてお好みの味に薄めてお召し上がりください。
第4位 旨味たっぷりゴマだれ
ゴマだれは濃厚な旨味が特徴です。
ゴマと豆腐の原料である大豆の組み合わせは、栄養の更なる高まりが期待できます。
〈材料〉
・白ごまペースト(大さじ2)
・味噌(大さじ1)
・みりん(大さじ1)
・湯豆腐で作った昆布出汁(大さじ2)
〈作り方〉
1.昆布出汁以外の材料をよく混ぜます。
2.1がよく混ざったら昆布出汁を少しずつ入れて滑らかにして完成です。
〈ポイント〉
もちろんすり鉢で白ごまをすり潰しても構いませんが、白ごまペーストを加えた方が濃厚な味わいになりますよ。
第3位 梅干しの爽やかタレ
梅干しと大葉の爽やかさが湯豆腐に伸びる箸を進めます。
冷蔵庫に残っている梅干しを発見したら迷わず作りましょう!
〈材料〉
・醤油(大さじ3)
・湯豆腐で作った昆布出汁(大さじ1)
・梅干し(1個)
・大葉(2枚)
〈作り方〉
1.梅干しは種を除いてみじん切りにします。大葉は千切りにしてください。
2.1とその他の材料をよく混ぜて完成です。
〈ポイント〉
梅干しは、ハチミツ漬けではなく塩漬けが望ましいです。
もしも梅シソ漬けであれば一緒にシソも入れると美味しいですよ。
第2位 ネギ香る!ダシたれ
ネギとショウガをたっぷり使った香り高いたれです。
是非とも惜しみなく薬味を加えてください。
〈材料〉
・白ネギ(1/2本)
・ショウガ(1片)
・塩(小さじ1)
・めんつゆ(大さじ3)
・湯豆腐で作った昆布出汁(大さじ1)
〈作り方〉
1.白ネギはみじん切り、ショウガはすりおろして塩を加えてよく合わせておきます。
2.めんつゆと昆布出汁を合わせてから1を入れて完成です。
〈ポイント〉
ベースのタレはかなり濃い味付けになっているので、昆布出汁は味を調節しながら加えてください。
白ネギは出来るだけみじん切りにして味が馴染むようにしてください。
第1位 とろとろ美味しい天かす入りの温泉卵たれ
温泉卵だけでなく、天かすを少し加えることで更にコクが生まれます。
温泉卵はどうしても味にパンチが足りなくなりがちですが、満足感のある味でなおかつお腹に優しい味付けなのでおすすめです。
〈材料〉
・温泉卵(1個)
・天かす(ひとつまみ)
・めんつゆ(大さじ3)
・湯豆腐で作った昆布出汁(大さじ1)
・青ネギ(ひとつまみ)
〈作り方〉
1.タレを入れる器にめんつゆと昆布出汁を混ぜます。
2.青ネギは小口切りにします。
3.1に温泉卵、天かす、青ネギの順番に入れて完成です。
〈ポイント〉
天かすは油っぽくなるのを防ぐ為に、少し電子レンジで加熱するといいです。
タレと温泉卵を吸った天かすは豆腐と食べると病みつきです。
湯豆腐を美味しく食べよう!
湯豆腐は京都から広まったとされています。
それだけあって、湯豆腐は出汁で楽しむくらいの料理です。
素材を味わう為だからですね。
昆布出汁は是非丁寧にとってください。
身体が弱っている時は、特に昆布の出汁や豆腐の味が優しくしみるはずです。
タレは薬味がポイントになってくるので少し量が多くてもいいかもしれません。
また、湯豆腐は冬の風物詩と思われがちですが、実は夏にも食べやすい料理なのです。
豆腐は胃腸にもたれず、タレは薬味がよく効いてさっぱりとしているからです。
これほど簡単に作ることができて、尚且つ栄養も美味しく摂れる料理があるでしょうか。
体調が思わしくないほど作りたいものです。
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