情けは人の為ならずの本当の意味や例文。2つの意味と使い方に気をつけよう!

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過半数の人々が耳にしたことのあるだろうことわざの1つ、「情けは人のためならず」
私ももしかしたら人生で一度は使ったことがあるかもしれません!
そう、ことわざを日常会話の中に組み込むことってなかなか使い方が分からずハードルが高いものですよね。
それに加え、「情けは人の為ならず」という言葉、実は二つの全く違う解釈があるのです。
早速掘り下げていって、理解を深めていきましょう!

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情けは人の為ならず意味と由来とは

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読み方は、「なさけはひとのためならず」です。
最初に書きましたが、このことわざには2通りの解釈があります。
その2つの解釈をご紹介する前に、まずは「情け」という言葉についてです。
情けとはわかりやすい言葉でいうと、「人情」「思いやり」「情愛」という意味です。人のことをいたわる心を表す言葉なのですね!

「情けは人の為ならず」の意味その1

それでは、まずこのことわざの元々の意味をご紹介します。
元来この言葉は、「人のために情けをかけると、それがいずれ自分への恩恵として返ってくるよ!」
という意味なのです!
この意味にびっくりされた方も多いのではないでしょうか。

「情け」というのは「人の為」にかけているだけではなく、人のために行動を起こすことでその人が助かることに加えて自分自身にもいずれ自分に良いことが返ってくるから、誰にでも親切にした方がよいという意味なのです。
つまり私たちが普段認識しているこのことわざの意味とは真逆なんですね。これがこのことわざが持つ真の意味だとされていて、人によってはこのことわざを座右の銘としていることもあるようですよ!
やはり人に親切にすることは昔から大切にされてきたことだったんですね!

「情けは人の為ならず」の意味その2

次に、最近になって認識が生まれた第2の意味をご紹介します。
どういう意味になっているかと言うと
「(未熟な人に対して)いたずらに手を貸してはその人のためにならない(つまり、その人が自らの力だけで乗り越えなければ成長できない)から、下手に助け船は出さない方が良い」というものです。

「情けは人の為ならず」
これを現代風の日本語に訳すと
「思いやりとは、他人のためではない」
となります。つまり、誰かの人の為ではなく、自分自身のためという意味が本来の意味というわけです!
このことわざは中世日本語が用いられていて、それを現代日本語でとらえてしまってこの第2の意味に捉えられてしまっているんです。

どうして2種類の意味があるの?

中世日本語でこのことわざを紐解くには、「ならず」という部分を正確に認識しなければなりません
この「なる(成る)」という言葉、その時代には断定の意味すなわち現代での「です・ます」と同じ断定の意味で使われていました。
よって、もし肯定文だった場合は「情けは人の為なり」つまり「思いやりは人の為にかけるものである」となりますね。
これが否定になるので、「思いやりは人の為にかけるものではない(人の為じゃなくて自分の為だ!)」という解釈になるわけです。

「~になる」という言葉の意味をはき違えてしまうことによって、こういった認識のずれが生まれてしまったのですね。

 

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情けは人のためならずの使い方と例文

このように2つの意味がある「情けは人の為ならず」ということわざですが、後発的に生まれた第2の意味の方が間違っていると言われています。
しかしその反面で、世の中の約半数以上が第2の意味を包括した上でこの言葉を使っているため、ここまで広く認識されてしまっているんですね。
それぞれの意味で用いられることを知っておいて、場面ごとに使い分ける必要があります
それでは、「情けは人の為ならず」という言葉の使い方と例文を見ていきましょう!

正しい使い方

情けは人の為ならずなんだから、積極的に手助けしてあげなさい。
・僕は情けは人の為ならずを座右の銘にしているから、一日一善を励行しているよ!
・君のようにお年寄りに思いやりの深い人は、情けは人の為ならずでいつか君がお年寄りになってから返ってくるだろうね!

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この絵のようにお年より等に席を譲るシーンはよく目にしますよね。
また最近では、海外からも多くの人が日本をおとずれるようになりました。あなたは英語で席を譲ることができますか?是非動画を参考に学んで、外国の方にも積極的に席を譲ってみてくださいね!

「(席などを)譲る」を英語でいうと?

間違った使い方

・君はまだ入社して間もないけれど情けは人の為ならずだから、まずは自分で全部やってみなさい。
・彼はいつでもだれにでも簡単に手を貸すから、情けは人の為ならずという言葉を知らないに違いない。
・僕は君のことを思って何も手出しをしないんだよ!「情けは人の為ならず」って言うからね。

これらの例文を一見しただけで、認識の違いがことわざの用法をここまで真逆にするものかと驚いてしまいますね!

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誤用といえど周知されていることわざ

このように、時代が移りゆくにしたがって少しずつ認識が変わってしまったことわざはたくさんあります。
間違った意味の方が広く知られている場合もあるので、どちらの用法でも使われているという事を認識する必要がありますね。
ただし、もしあなたがこのことわざを使って会話をするには是非正しい意味と共に用いるようにしてください
1人1人がそうやって正しい意味を理解し積極的に使っていくことで、言葉の意味も少しずつ正されていくのではないでしょうか。

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