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他山の石とは?意味や由来、例文を見て使い方に注意しよう!

この記事は3分で読めます

あまり聞きなじみのない表現ですが、「他山の石」という言葉には一体どういう意味や由来があるのでしょうか。
また、使い方によっては失礼にあたることもあるそうです。
どんな使い方をすれば良いのか、また失礼にあたる使い方とはどんな表現なのでしょうか?
言葉を見ただけで想像ができないので、早速どういう格言なのか紐解いていきましょう!

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他山の石の意味と由来とは

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それでは早速、「他山の石」について詳しく見ていきましょう!

読み方

まずどう読むのか、ということについてですが、これは「たざんのいし」と読みます。
ほかやま?たやま?などと間違い安いですが、たざんと読みますので知っておきましょう!

どういう意味?

この格言の本来の意味は
「他人の失敗経験や悪い部分をも糧にして、自分を磨いたり自分の行動に活かしていく」

という意味です。

ここでのポイントは、
他人の経験は必ずつまらないこと・失敗など、ネガティブな意味が含まれているということです。
しばしば間違って使われるパターンとして、他人の経験を良いものととらえて用いられる場面があります。
しかし、これは大間違い。間違って使ってしまうと、知らず知らずのうちに相手に対して失礼な物言いをすることになってしまいます。
正しく使って、失敗のない格言の用い方をしてくださいね!

この他の間違った意味としては、
「他山の石」を、「自分とは全く関係のない物事」と捉えるもの。
こういった意味合いはふくまれていないので注意が必要です。

どうやって生まれた言葉?

他山の石という言葉は、中国の古い言い伝えから起こった言葉です。
実に中国最古の詩集とされている「詩経」で登場した「他山の石をもって玉を攻むべし」という言葉が最初
すでに他山の石という言葉の片鱗が見え隠れしていますが、
この言葉も改めて紐解いてみると、こうなります。

・他山…他人のことを指しています。
・石・玉…石は、つまらないことという意味です。古来から石と玉は対比で使われることが多く、ここでもその例にならっています。つまり玉は石の反対の意味で、宝石のようなたいそうすばらしいもの、という意味として用いられています。

これらの意味から「他山の石をもって玉を攻むべし」を改めて見返してみると
どんな他人のつまらない行いも立派な玉を磨くことに使うことができるのだ、という意味になります。
これによって、「他人のどんなつまらない経験も、自分を磨く材料になる」という新しい意味合いが生まれたと言われているのです。

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他山の石の使い方と例文

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では次に、日常会話で使う時の使い方と例文を紹介していきます。

「他山の石」を使う時のポイント

使い方で必ず気を付けないといけないのは、目上の人には使わないようにするということです。
他山の石とは、「つまらない出来事や失敗」という意味を持っています。
ですから例えば「僕、先輩の功績を他山の石にしてこれから精一杯頑張ります!」
なんて言ってしまうと、「僕は先輩がしてきた失敗や大したことない経験を繰り返さないように頑張ります!」
と、先輩に向かって直接伝えていることになります。これでは、培ってきた先輩との関係も一瞬で終わってしまいますね…。悪い意味を含んでいることを前提として、使い方には注意してくださいね!

「他山の石」の例文集

それでは、正しい例と間違った例を順番にご紹介していきます。
まずは正しい使い方から!

正しい用法

「彼の失敗を他山の石として、同じことを繰り返さないようにしよう」
「あんな悲惨な事故は他山の石として対策を打とう」
「彼のアプローチが他山の石となって自分は失敗を回避することができた」

このように他山の石をネガティブな表現として用いる使い方が正しい用法です。

間違った用法

「彼女はそんなに仲良くないし、他山の石よ」
「私も先生の功績を他山の石として社長を志します!」
「彼の会社での活躍を他山の石として、自分も仕事頑張るぞ!」

このように、「他山の石」という言葉を「自分とは関係のない事柄」や「自分が見習うべき・尊敬するような他人の経験」という意味合いで用いてしまっては間違った使い方になってしまので注意が必要です。
以上の例文を参考にして、正しく使いなしてみましょう!

こちらの動画でも失敗例をもとに「他山の石」が紹介されています。
この様にだけは、ならないようにしたいものですね。

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正しい意味と間違った意味

相手を引き立てるつもりで使ってしまうと逆に相手に対して失礼なことを言ってしまう「他山の石」。
しかし、正しい意味を把握していさえすれば実は何かと日常生活に取り入れやすい言葉ではないでしょうか。
「他山の石」という言葉は「人の振り見て我が振り直せ」「反面教師」などと同じような意味があります。
この二つの言葉を使えるようなシーンに出会ったら、時には「他山の石」という言葉も使ってみてはいかがでしょうか。そして、目上の人とも良好な関係を築いていけたら良いですよね!

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