
ことわざには、色々な意味のものがあり、今回は「案ずるより産むが易し」について取り上げたいと思います。
よく聞くことの多いことわざだと思いますが、改めてこの意味や由来はどこから来ているのでしょうか? また、この英語訳や、実際に「案ずるより産むが易しを使った例文などを取り上げてみたいと思いますので、ご覧ください。
「案ずるより産むが易し」の意味、由来は?
「案ずるより産むが易し」の意味は、「(実際に物事をやる前)事前に色々心配するよりも実際にやってみた方が案外たやすい、うまくいく」ということのたとえです。
由来は、言葉の文字通り「妊婦さんが赤ちゃんを産むのに不安になっていても、実際産んでみたらそれほどのことでもなかった」ということから来ています。
私たちは、日頃「明日の仕事(やテスト)が出来なかったらどうしよう・・・」と眠れなくなるほど考えてしまったり、実際に妊婦さんで初めてママさんになる人は、このような不安を抱いていることが多いのではないでしょうか?
特に不安症の方は、やる前にあれこれと考えてしまいがちですよね。
ですが、先のわからないことを考えても結局はやってみるまで分からないものです。
そこで「案ずるより産むが易し」で、色々考えず取り組んだらそれほどでもない、事前に考えても仕方がないよ、ということを言っているのでしょう。
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まさに「案ずるより産むが易し」に相応しい歌ですね。
「案ずるより産むが易し」を英語訳で言うと?
「案ずるより産むが易し」は「色々考えているより、動いてみたほうがいいよ」ということなので英語だと次のようになります。
Fear is often worse than the danger itself.
また
An attempt is sometimes easier than expected.
とも訳されます。
実際の使い方として
You should worrying about it get to work, Fear is often worse than the danger itself
のように
「いつまでも色々思い込み悩むより、とりあえず動いたらいいんじゃない?案ずるより産むが易しだよ。」
というように使うといいですね。
「案ずるより産むが易し」の使い方・例文
案ずるより産むが易しの使い方や例文には、次のようなものがあります。
「明日の試験ですごく緊張するけど、案ずるより産むが易しというから、無心で臨むようにしよう」
「初めてこの仕事に挑戦したからどうなるかと思っていたけど、案ずるより産むが易しっていうように案外あっさりできてよかった」
「事前に色々考えてやらないより、案ずるより産むが易しだね。まずは上司に相談してみることにするよ」
「お産がすごく心配で不安になるけれど、案ずるより産むが易しっていうからあまり考え込まないようにした方がいいわね」
このような使い方がありますね。
前述しましたが、私自身も何か新しいことを始める前は不安になったり、このことは結局どういう風になるんだろう?と考えることがあります。私自身も心配性なところがあるからかも知れませんが、「それは今考えてもどうしようもないことだから。」と言われることがあります。
そんな時「ああ、『案ずるより産むが易し』、なんだなあ」と思うことが何回かありました。やるまではわからないものなので、あれこれ考えるより目標となるものがあるなら努力して、後は本番・結果次第となることが意外と多いものです。
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「案ずるより産むが易し」のことわざまとめ
今回は「案ずるより産むが易し」ということわざについて、意味や由来、英語訳や使い方の例文などをご紹介しました。
このことわざは由来は妊婦さんから来ているものですが、妊婦さんはもちろん仕事をしている人や学校に通っている学生さんにも通じるものが多いのではないでしょうか?
色々やる前に考え込んでしまうあなたは「案ずるより産むが易し」ということわざを思い出すといいかもしれませんね。
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