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「上り」と「下り」の意味とは?高速道路や電車・新幹線との違いを解説

この記事は2分で読めます

電車には「上り電車」と「下り電車」がありますね。
普段使う電車であれば迷うことはないと思いますが、旅行先などで初めて利用する電車ではどちらかわからなくなりませんか?
また、高速道路にも「上り車線」「下り車線」とありますね。こちらも同じく普段利用しない道路だと迷ってしまいます。
この上りと下り。一体何が基準になっているのでしょうか。

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道路の上りと下りの意味

上り・下りの表現は電車より先に国道に使われていました。
国道の路線を指定する際には、始まりの地点を「起点」、終わりの地点を「終点」とし、起点と終点が定められます。
そして、起点に向かっていくことを「上り」、逆に終点に向かっていくことを「下り」と言います。

大正時代の国道は「東京市より○○府県庁所在地○○に達する路線」とされていたので、全ての起点は東京(日本橋につくられた道路元標)でした。
東京方面が「上り」というイメージがありますよね。
現在の国道は路線名(番号)や重要な経過地とともに起点と終点が決められています。

国土交通省のホームページより引用すると以下の通りです。
「起点と終点の取り方については、道路法第5条第1項に掲げる指定基準の各号で示されている重要都市、人口10万以上の市、特定重要港湾、重要な飛行場または国際観光上重要な地などが「起点」に該当し、それらと連絡する高速自動車国道または道路法第5条第1項第1号に規定する国道が「終点」となるのが一般的な事例です。」

要するに今は東京ではありませんが、限りなく「都市」と呼ばれる地域が「起点」とされていることがわかりますね。

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電車の上りと下りの意味

続きまして鉄道の上りと下りの定義は何なのでしょう。
電車では都市部と都市郊外を結ぶ電車に「上り」「下り」の表現を使います。
主に都市方面に向かう電車を上り、逆方面を下りと言います。これはあなたのイメージ通
りではないでしょうか。
都市間輸送の新幹線は、原則東京方面に向かう新幹線を「上り」としています。
なお、東京メトロでは都市部を走る線のため、全ての路線で「上り」「下り」という表現を使いません。環状路線である山手線も「上り」「下り」という表現は使わず「内回り」「外回り」になっています。

複数線が1本につながる直通電車で面白い例があります。
東急田園都市線、東京メトロ半蔵門線、東武伊勢崎線の相互直通ですが、東急線では渋谷方面が「上り」となり、東武線は押上方面が「上り」となります。

 

上りと下りの意味と英語表現

では、まず最初に「上り」と「下り」の意味について見ていきましょう。

  • 上りには地方から都に向かっていくこと
  • 下りには都から地方へ行くこと

江戸時代までさかのぼると関西方面が「上方」と呼ばれていましたが、(政治の中心である江戸ではなく)天皇陛下が住む都が「首都」とされていたので、こちらを上としていました。
明治時代以降は首都が東京に移ったので、この時代に制定された国道も東京を「起点」としています。
「上京」という言葉も、東京が上という表現から派生した言葉です。

ちなみに海外では「上り」と「下り」という概念はなく、アメリカでは中心都市と言われる大きい都市が
いくつかあるので(上り下りというより)「都心行」「郊外行き」と表現されます。
都心行きが「inbound」、郊外行きが「outbound」と訳します。

【例文】

  • The inbound train pulled into the station. (都心行きの列車が駅に入ってきた)
  • The last outbound train. (郊外行きの最終列車)

このように使われますが、inbound train to ○○と行先の駅名も一緒につけた方が確実です。

 

上りと下りの表現は古典的?

上り下りは日本特有の表現ですが、東京を起点に「上り」というのは少し古い考えかなと私は思います。
重要都市等を起点にするという定義を知っていても、行ったことのない土地だとやはりどちらが「上り」と「下り」かわからないですよね。
列車でも道路でも必ず東京方面が「上り」というわけではなく、地域によって「○○方面」と表現し分かりやすいよう工夫をされている列車もあります。
そのように今後、上りや下りといった表現から例えば外国人でもわかるような表現の仕方に変わっていくと親切ですよね。

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