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「及び」「並びに」「又は」の意味や使い方!微妙な違いを例文で解説!

この記事は3分で読めます

ちょっと堅苦しい表現だな、と感じられるような並列の表現である「及び」。
私が初めて使ったのは、忘れもしない大学のレポートの発表の場でした。「及び」という言葉を使うだけでなんだかちょっと大人になったような、レポートの発表もうまくいくような気がしたものです。
「及び」に似た表現として「又は」「並びに」というような表現もありますよね。
この記事では「及び」「又は」「並びに」の意味や例文による使い方、違いを紹介していきます。

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「及び」「又は」「並びに」の意味と使い方

「及び」の意味と例文

「及び」という言葉は、複数の物事をつなげて挙げる際に使う言葉です。
さらに、別の事柄を付け加えて言う場合にも使うことができます。

  1. 「中学校の義務教育で学ぶ主要三科目といえば、英語、国語及び数学である」
  2. 「私が赴いたことのある国と言えば、中国、韓国及び台湾である」
  3. 「三者面談にはご本人及び保護者の方がお越しください。」

このように、列挙したい言葉がいくつあっても使うことができます。
しかし、「及び」を使う際のポイントは「一つの句の中では一つしか使わない」ということです。並べる事柄が3つ以上になる場合は、一番最後に一つだけつけるようにしましょう。

「又は」の意味と例文

「又は」という言葉は似ている二つの物事のうち、どちらか一つを選ぶときに使う言葉です。

  1. 「第二外国語は、フランス語、ドイツ語、スペイン語、又は中国語から選択してください。」
  2. 「この書類は本日中、又は明日の朝8時までに提出しなければならない。」
  3. 「明日の天気は曇り又は時折雨となるだろう。」

上記の例文のように、「又は」は似たような事象を並べる場合に使う言葉ですが、ポイントはその列挙された物事の中から選ばれるのは一つだということです。

「並びに」の意味と例文

最後に「並びに」という言葉は、前後二つの事柄をつなぐ時に使うことができる言葉です。
日常会話の中では「並びに」と同じ役割を果たす「と」の方がよく見かけるかもしれませんね。

  1. 「この欄には、郵便番号並びに住所をまとめて記入してください。」
  2. 「算数の授業では、ボールペン、鉛筆、並びにコンパスを持参してください。」
  3. 「今日はリンゴ、ミカン並びにきゅうり、キャベツ、ほうれん草が安かった。」

複数の事柄をまとめていう場合には、「並びに」という言葉はとても便利ですね。
「並ぶ」という表現がゆえ、言葉を並べるというイメージも湧きやすいかと思います。

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「及び」「又は」「並びに」の違い

それぞれの特徴が少しずつ分かってきたところで、ではこれら3つの言葉には一体どういう違いがあるのでしょうか。
次は「及び」「又は」「並びに」の違いについて、見ていきましょう。

「又は」と「及び」「並びに」の違い

最初は、一番わかりやすい「又は」についてです。
まずは「及び」「並びに」)が「二つ以上の語句を並べてつなぎ合わせる」という役割があり、並べられた言葉たちはすでに選ばれたものであるのに対して、「又は」は「まだ選ばれていない2つ以上の物事から一つを選択するために言葉を並べるのに使う言葉」です。
上記で説明した例文の1つ、

  • 「明日の天気は曇り又は時折雨となるだろう。」

を見てみましょう。

明日の天気は曇りか、もしくは時折雨かのどちらかだということになりますね。
つまり曇りか雨のうち、どちらかは当てはまらないということになるわけです。

「及び」「並びに」の違い

では、一見よく似た「及び」「並びに」の違いは一体どこにあるのでしょうか。
同じように見えて、実は使い分ける方法があります。それは「ニュアンスに着目する」という方法です。

「及び」の使い方

「及び」という言葉では、ニュアンスを小さく捉えます。
例えば上記の例文のうち下記に着目します。
「中学校の義務教育で学ぶ主要三科目といえば、英語、国語及び数学である」

これは「科目」という大きなくくりの中で、「英語」「国語」「数学」を区切る役割として使われています。

「並びに」の使い方

「並びに」を使う時は「及び」の反対で、ニュアンスを大きく捉えます。
上記の例文の中のひとつに着目してみましょう。
「今日はリンゴ、ミカン並びにきゅうり、キャベツ、ほうれん草が安かった。」
よく見てみると、「リンゴ」「ミカン」といういわゆる「果物」というカテゴリと、「きゅうり」「キャベツ」「ほうれん草」という「野菜」というカテゴリを区切っているのが分かりますよね。

このように、物事を小さくとらえて区切るのが「及び」、大きくとらえて区切るのが「並びに」ということになります。
分かりやすいように、「今日はリンゴ、ミカン並びにきゅうり、キャベツ、ほうれん草が安かった。」という例文で「及び」と「並びに」をどちらも使った場合は、下記のようになります。

「今日はリンゴ及びにミカン、並びにきゅうり及びキャベツ及びほうれん草が安かった。」

果物、野菜というそれぞれのカテゴリの中で各種類を並べるために使われるのが「及び」、カテゴリ事態を並べるために使われるのが「並びに」だということが明確にわかりますね。

 

違いを理解して正しく使おう

言葉を並列するという似た役割を持つ「又は」と「及び」「並びに」の3つの接続詞ですが、こんなにも明確な違いがあることが分かれば、より言葉に対する理解が深まりますよね。
是非正しい理解をもとに、積極的に接続詞を使ってみてくださいね。

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